秩父困民党散華之地

7月下旬、長野に行った際に立ち寄った場所。



到着。
秩父事件の主役、秩父困民党が全滅した地。

秩父事件発生まで(勝手な解釈)：
時の大蔵大臣 松方正義は(松方財政と言われる)紙幣整理を推進する政策
を実行。その結果、農産物価格は下落(デフレスパイラル)し農家は貧窮
の状態に。

また、同じころに起こったヨーロッパ大不況(リーマンショック)の影響
を受け生糸価格の暴落も発生。秩父地方は農家の9割が養蚕を営んでいた
ので、デフレとリーマンショックのダブルパンチ状態。

その中、秩父の農家は生活するために(まだ売れていない)生糸の売り上げ
を担保にしてお金を借りる(銀行カードローン)状態となり、二進も三進も
いかない状態に。

さらには増税(消費税8%)まで。

1884年の事件だけど、なんか親近感が。


重税高利貸の重圧と自由民権への弾圧に抗し
秩父に蜂起する。


説明によると秩父困民党はこんなルートで進軍したとの事。


十石峠経由みたい。


三国峠経由の方が早そうだけど・・・
通行止めだったのかな？


秩父困民党の方々。
この軽装備で警察署を制圧するとは。
農家の怒りは相当なものだったんだろうな。


"歴史は繰り返す"って言葉は言い得て妙だと
思いつつ、見学完了。

コメント 2

そういえば、消費税10%時代…もうすぐくるんだろうなぁ(;´д｀)
by てるてる (2017-09-21 07:33) 

>てるてるさん
コメントありがとうございます。
2019年の10月に一応予定みたいです。明治初期の激化事件では
ないですが、本当に蜂起や反乱がおこってもおかしくない状況に
なったりして・・・。

お金を使っただけで、10%の税金なので、ある意味恐ろしい事
なのかもしれませんね。
by tai-yama (2017-09-21 23:09)